フリードマンとドジャース改革
なぜアンドリューフリードマンが編成本部長になってからのドジャースは強くなったのだと思いますか? そして大谷翔平の契約以降フリードマンらしからぬ大型契約を連発していますが、これはなぜですか?
なぜアンドリューフリードマンが編成本部長になってからのドジャースは強くなったのだと思いますか? そして大谷翔平の契約以降フリードマンらしからぬ大型契約を連発していますが、これはなぜですか?
非常に面白いテーマです。
実は私は、「フリードマンの哲学は変わっていないが、使える武器が変わった」と考えています。
① なぜフリードマン就任後のドジャースはここまで強くなったのか
entity["people","Andrew Friedman","Los Angeles Dodgers executive"]は単に「良い選手を集めたGM」ではありません。
彼が作ったのは"勝ち続けるシステム"です。
1. ファーム(育成)が異常に強い
以前のドジャースは
- FAでスターを買う
- 年俸を払う
という金満球団でした。
しかしフリードマンは
「毎年勝つには自前でスターを生み出さなければならない」
という考えでした。
例えば
- entity["athlete","Corey Seager","baseball player"]
- entity["athlete","Walker Buehler","baseball player"]
- entity["athlete","Cody Bellinger","baseball player"]
- entity["athlete","Will Smith","baseball player"]
などは育成組です。
そして
「全員は使わない」
のも特徴でした。
有望株が多すぎるので
必要なら
- トレード
必要なければ
- メジャー昇格
という選択肢を持てました。ドジャースの育成力はMLB屈指と評価され続けています。citeturn0search8
2. データ分析を組織全体に浸透させた
これはレイズ時代から同じです。
彼は
「この選手は今年だけ悪い」
なのか
「本当に衰えた」
のかを徹底的に分析します。
だから
他球団が見逃した選手を安く取るのが非常に上手い。
例
- entity["athlete","Max Muncy","baseball player"]
- entity["athlete","Chris Taylor","baseball player"]
- entity["athlete","Justin Turner","baseball player"]
などは典型です。
3. 層の厚さを重視
普通の球団
「スター9人」
ドジャース
「スター6人+平均以上の選手15人」
という作り方です。
162試合あるMLBでは
怪我人が大量に出ます。
だから
「控えまで強い」
というのが最大の武器になります。
4. 感情で契約しない
以前のフリードマンは
「大型契約はほとんどしない」
で有名でした。
理由は
30代後半で急激に価値が落ちるケースが多いからです。
そのため
- 短期契約
- トレード
- 若手育成
を中心に戦っていました。
② ではなぜ大谷以降は大型契約を連発しているのか?
ここが非常に面白いところです。
一見すると
「フリードマンらしくない」
ように見えます。
しかし実は結構合理的です。
理由1 大谷契約が実質的に給与を圧縮した
entity["athlete","Shohei Ohtani","baseball player"]は10年7億ドルですが、
約6億8000万ドルが後払いです。これにより毎年の資金繰りやぜいたく税上の扱いに柔軟性が生まれ、他の大型補強もしやすくなりました。大谷自身もチームの競争力維持を重視してこの形を受け入れたと説明されています。citeturn0search3turn0news10turn0news14
つまり
普通なら
大谷だけで補強終了
ですが
ドジャースは
さらに
- entity["athlete","Yoshinobu Yamamoto","baseball player"]
- entity["athlete","Tyler Glasnow","baseball player"]
などを獲得できました。citeturn0search8
理由2 オーナーが勝負に出た
ドジャースのオーナーグループは
「今が黄金期」
と判断しています。
つまり
今後5〜10年
世界一を取りまくる
という戦略です。
MLBはサラリーキャップ制ではないため、ぜいたく税を払えば高額な戦力投資も可能です。
だから
「税金を払ってでも勝つ」
という判断になっています。
理由3 フリードマン自身も学習した
以前のドジャースは
毎年100勝近くするのに
ポストシーズンで負けました。
これは
レギュラーシーズン最適化
だったとも言えます。
そこで最近は
「短期決戦で圧倒できるスター」
にも価値を置くようになりました。
例えば
- エース級投手
- MVP級打者
を積極的に集めています。
理由4 ブランド価値が爆発した
大谷加入後は
- 日本市場
- グッズ
- 放映権
- スポンサー
などの収益が急増しました。
つまり
大型契約をしても
回収できる可能性が高くなりました。
大谷は「選手」であるだけでなく
巨大なビジネスでもあります。
私が一番大きいと思う理由
私は結局これだと思っています。
フリードマンは昔から「大型契約が嫌い」だったわけではありません。
彼が嫌っていたのは
「期待値に見合わない大型契約」
です。
例えば
30代後半まで残る契約
怪我リスクが高い契約
成績が下がる可能性が高い契約
こういうものは避けていました。
一方で
- 大谷(歴史的価値+ビジネス価値)
- 山本(26歳前後で全盛期)
- 若いスター選手
のように、
全盛期を買える大型契約は、以前よりも積極的に検討するようになったと考えられます。
つまり
「大型契約をするようになった」のではなく、「期待値が非常に高い大型契約だけは躊躇しなくなった」
という見方が、フリードマンのこれまでの行動とも最も整合的だと思います。
データ分析は他のチームもしていますが、ドジャースやレイズが特に抜きん出ていると感じています。 なにが他のチームとの違いを生み出すのだと思いますか?
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